顔が金色の僧侶
病院の待合室では、緊急で運ばれてきたご家族の方々が待機している。
私もその一画で横になる。
昨日はほとんど寝ていないので、いつの間にか寝ていた。
色々な夢をみた。
父が回復している夢。
そして、寺院の夢。
日本独特の仏教のお寺ではなく、中国の建造物のような石式の寺院で、
私は息子と娘を連れて、寺院の前に立っていた。この寺院にいるどなたかに会いにきたようだったが、誰かはわからない。けれども知り合いのような感覚。
すると寺院の扉が開いた。
そこからでてきたのは、
顔が金色の僧侶たちだった。僧侶は隊列をなし、数十人の群れで歩いていく。なぜかスーツを着ていて、全員、顔が金色に光っている。
その中の1人の僧侶が知り合いだったらしく、
私のほうをチラリと見て、少しだけ微笑んだ。
娘がその隊列に歩み寄ろうとしたが、私は娘を抱えて、それを制した。
僧侶は私と息子と娘を取り囲み、ジッと見ていた。
ここで、この夢は終わり、目を覚ました。
あまりにも不思議な夢だった。父の手術と関係があるのか。
僧侶やお寺の夢は、吉夢でもあり、凶夢でもあるという。
あの僧侶たちが父を守ってくれていると勝手に解釈している。
僧侶たちは金色に輝き、仏像のような顔をしていた。
きっと位が高い方々なのだ。
事態が良い方向に向かいますように。