父との想い出
おととい、父が倒れて、
昨日、手術をした。
手術は成功し、ひとまずの安心は得られたものの、父のこと、母のこと、これからのことを考えると気持ちが崩れそうになる。
ただ、手術を終えて、全身管だらけの父の眠り顔を見ると、少しだけホッとする。
母に入院の支度をしてもらおうと思い実家に帰す。今日は私が泊まると告げる。
前日はほとんど寝ていないし、待合室の椅子に横たわり、目をとじる。
幼きころから、ごく最近までの父が、ランダムに喜怒哀楽をまじえて動いている。
いつも、私たちのことや従業員さん、地域のために頑張っていた。
自分のことは後回し。
辛いことも、辛いといわず、笑顔で、人のためになることばかり、
せっせと、せっせと。
もう覚悟は決まったよ。
今度は私の番だ。
仕事があるから、ずっとはできないけど、父の介護は全力でやる。
いつもみんなのために頑張っていた父を、
世界一尊敬している。
早く良くなって、ハムでも、寿司でも、なんでも食べてくれ。